開業後1年以内の路線変更は絶対にNG!

開業後に最も辛く苦しいのは開業後の1年間です。
この1年間の苦しさに耐えきれず、迷走してしまう開業者さんはとても多いのです。
せっかく開業前から緻密に立ててきた運営方針を自らで壊し、様々な路線変更をしてしまうのです。

開業1年未満の期間で施術単価を下げてしまったり、最も来て欲しいターゲットのために作り上げた演出や仕掛けを忘れて、まるで対象外の客層にシフトしてしまう。
苦し紛れに誰でもかまわないからお客を呼ばなければならないと考え、様々な広告媒体に多額の費用を投じてしまったりする行為は開業1年目の期間にありがちな迷走といえます。
仮に、単価を下げると、常に安さを目的とする客ばかりが来店することになってしまったりする危険性があります。
お客が増やせたとしても結果的には労力が増大した割に利益が上がらないというサイクルを作り出してしまう。
高額な広告費の流出から2年目以降の運営収支を著しく圧迫することにも。
とにかく、この苦しい時期に平常心を忘れて下した判断というのは、良い結果をもたらすことは、ほとんどありません。

お客さまが定着するまでには意外と時間がかかりますし、過去勤務していたお店のように、最初から毎日ひっきりなしに客の予約が入ってくるというリズムができるわけがありません。
開業直後の段階は仕事としての手応えが得にくいのが当然です。
開業後1年間の期間はあくまでも効果測定期間であり、いわば様子見の時期です。
狙ったとおりに事が進まなくとも、細かく微調整をして程度の良いところを見つけ出すための非常に重要なレッスン期間です。
きちんと狙い通りのターゲット(理想客)が多く集まり、以前勤務していた時より労力は節約できて、しかも、以前より報酬が多く得られる様な運営サイクルに乗るまでは、気を抜かずにじっくり待つという姿勢が大切です。

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