創業融資は「レバレッジ(力添え)」と考える
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「借金」には、どんなイメージがありますか?
「できるだけしないほうが…」「借金するとしても少ないほうが…」
一般的には、そんなイメージですよね。
もちろん、借金をしないですめばよいのですが、一般的な開業者は「創業融資」として借金をしなければ、開業は難しいでしょう。
創業融資の借金を、一般的な借金に対する負のイメージのまま「なるべく少なめに」と実際に融資可能であるはずの額面より低い額面で申請をすると、後々予算不足を招くこともあるのです。
なぜ、予算不足を招くのか?
融資申請は、必ず計画の最初の段階です。
その時点では、実際に開業に向けて果たしてどれだけの費用が必要となるのか、すべて想像でしかなく一切はっきりしていないのです。
計画が徐々進むにつれ、予想外の様々な出費が次々とでてきます。実際の集計結果は、融資後しばらくして、店舗がオープンする時点にしかわかりません。
「500万円ぐらい借りておけばなんとかなるだろう」
「借金は少ないほうが先々のリスクが少なくなるだろう」
という安易な基準で融資申請を進めてしまうと、結果的には予算不足に陥る可能性があるのです。
下手したら、手元にお金が全くない状態であったり、赤字状態のマイナスでの運営スタートという最悪の自体になりかねません。
「足りなくなったら、借りればよいのでは?」と思うかもしれませんが、追加で融資を受けるということは簡単にできないのです。お金の回収が見込める人(会社)にしか、金融機関はお金を貸してくれません。
どのくらい借りればよいのか?
「危険予測も含め、融資可能額範囲内であれば、多めに借りておく。借りた全額を使い果たして開業するのではなく、少なからず余剰金を残せる状況で運営をスタートする。」
これこそが経営者感覚といえます。
まぁ、極端な話ではありますが融資可能な上限額まで一旦借り入れしておいて、もしも必要以上にお金が余るようなら、その余った分だけ返済することだって可能なわけです。
創業融資は「レバレッジ(力添え)」
創業融資は、「借金」という負のイメージで捉えるのではなく、「レバレッジ(力添え)」と考えましょう。
自力ではとても調達不可能である大金(=力添え)を得て、最初のスタートダッシュを仕掛けるという発想に切り替えてのぞみましょう。
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[借金は少ないほうがよい?]