好物件と出会えても、借りられるかどうかはわからない

好物件と出会えても借りられるかどうかはわからない

物件は必ず借りられる?

いくら気に入った物件に出会えてもぬか喜びはできません。
物件というのは、大家側の入居審査があります。開業者が懸命に物件探しをして出会った、計画に好都合と思える物件であったとしても「貸してもらえない」ということがあります。

借りるまでのプロセス

「貸してもらえるか」は、入居審査というプロセスで決まります。
最近の傾向として、入居には家賃保証会社が審査をすることになります。今後もしも入居者が家賃を払えなくなった際に保証会社が支払を肩代わりすることにより、大家さんの家賃収入が止まってしまうことを防止することができるわけです。
最大のチェックポイントは、「入居者が先々、家賃の滞納をすることなく、きちんと払っていけそうか?」という点です。
この審査で問われる内容は、「自己資金をどれほど持っているか?」
併せて、各保証会社が共通でチェックしていると思われる「信用調査」的なものです。
昨今、クレジットカードを作る際も、信用情報をチェックされ、過去に支払滞納が多かったり、ブラックリストに乗っていたら、カードを作成することすらできません。
恐らく似たようなチェックがあり、氏名と生年月日など最低限の情報さえあれば簡単にチェックできる状況にあるようです。

大家さんの気分次第

他にも、入居希望が入った段階で「急遽、大家さんの気が変わった」という事例も何度か見たことがあります。
例えば、入居条件には、美容室OKと記載されており、信用保証会社の審査もOK。
だけど、大家さんが、急に「美容室には貸すのを辞めた」といいだす。
あるいは、同時期に別業種の入居希望が入り、そちらの方が安全だと判断されたり。なんて事もあったりするのです。
なんとも腑に落ちない話ですが、過去の事例で不動産屋を通して追求したところ「大家仲間からのアドバイスで、美容室は家賃滞納が多いから貸すのは辞めたほうが良いよと言われ、美容室には貸したくなくなった…」ということがありました。

店舗開業における第一関門

店舗開業における第一関門は、まず対象の物件をきちんと借りられるかどうか。肝心の物件が貸してもらえることが約束されてはじめて計画を進めていくことができます。
良い物件が見つかったからといって、焦って今働いている職場に退職宣言してしまったりすると、とんでもない混乱に見舞われることになります。

物件を確実に押さえられるのかどうかは、非常に重要です。物件を押さえる事は、決して容易ではないと想定しておいたほうが安全です。


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